便利なことをたくさん手にしてきた私達ですが、その一方で不便なことを置き去りにしてきたように思います。例えば、デジタルとアナログです。便利なデジタルを手にした私達は、デジタル無しでの生活を考えることは困難です。一方、アナログはどうでしょう。便利か否か、スピーディか否かという価値観では、劣るかもしれません。しかし、個性的か否か、趣があるか否かという価値観では、デジタルに勝るとも言えます。
私達はデジタルとアナログの2つを手にして、豊かさを感じることが出来ます。以前、平地林は私達の生活全般を支えていました。ところが、電気やガス、石油と言った便利なものを手にした途端、平地林はその価値をなくし放置されるようになりました。
同時に、里山の風景も次第に姿を消していったのです。でも、本当に平地林は価値が無くなったのでしょうか?実は、平地林の下草を刈り、掃除をしてみると、木々の木陰に木漏れ日が差し込み、木々の間を風が通り抜け、思わず「気持ちいい!!」と口にしてしまいます。
平地林の新たな価値の誕生です。「ゆるりの森」は、平地林と畑と田んぼに囲まれた里山です。どこか懐かしい風景をお楽しみ下さい。 |
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